みんなが楽しめなきゃ”祭”じゃない!

学校生活

無いならつくればいいじゃない?

学校生活のビッグイベントといえば文化祭!
でも、マレーシアの学校に文化祭なんてありません。

・・・だったら?

・・・

創っちゃえ!!

ってことで、帰国約1ヶ月前の9月24日。
やっちゃいました!スランゴール州合同文化祭!!

開催地となった我が校。
・・・ものすごい大変でした。

だけど、終わってしまえば全ていい思い出。
学校史に名を刻めるくらい超絶最高な祭でした!

文化祭の様子は『今月の日本語パートナーズ』に掲載♪

今回は裏方目線で書いていきます。

本気なんですか?

文化祭案が浮上したのは着任後すぐ、初めてパートナー先生たちと会った時。

スランゴール州派遣は私を含め7人。「7校集まったら盛り上がるね♪」とノリノリだったのは、意外にも一部大御所の先生方でした。

確かにそれは面白い。
しかし、現実味がないのと、派遣先でそれぞれ忙しい日々を送っていたので、そんな話は宙に浮いたまま消え去ろうとしていました。

「本当にやるのかな。大変だからやりたくないんだけど。」
我が校の先生の本音。なぜなら、開催予定地がうちだったから。

それから5カ月後、中間報告会にて全員が集結。
そこで結論が出た。

文化祭します!我が校で!

ゆずれないもの。

動き出したのはハリラヤ休暇が終わった頃。
7月 文化祭概要を作成。
8月 ステージ・ワークショップ・屋台などの企画案を構築、招待校との調整
9月 ワークショップ登録、生徒の仕事配分、パンフレット作製、テント・ブース設置

やるべきことはてんこ盛り。一人じゃとても手に負えないし、行き詰まる。
クアラルンプールに集まってミーティングしたり、たくさんのアイデアをもらったり・・・心強い仲間たちに支えられ、助けられました。

合同といえど、仕事のほとんどは開催校が負担しなきゃいけない。
仲間たちに頼ってばかりはいられないのです。

やるからには本気で!全力で!
世界中の祭に参加しまくった私が一切の妥協せずに取り組んだのが、この『槿桜祭』。
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命削りました(笑)

州を越えてやって来た13人の仲間と日本語を学ぶ10校の生徒たち500人・・・いや、数えられないほどの大規模イベントになりました。

私が実施するうえで一番大切にしたかったこと。
みんなが楽しめる祭】

単純で簡単そうだけど、すごく難しい。
運営は本当に忙しい。今まで仲間のイベント等に参加した経験上、運営側は参加者と同じように遊ぶ時間なんて無いに等しい。

そんなの絶対イヤだった。
運営側だって、生徒や仲間たちと一緒に楽しみたいもん!

主役は生徒たち!

全ての準備は可能な限り早め早めに。
当日の運営がスムーズにいくよう計画書を細かに作り、ワークショップは事前登録制。
そして、生徒たちを最大限に巻き込みました。

運営の中心は4年生。
食べ物屋台、ステージ司会や運営、後輩の管理etc
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2年生は縁日ブース運営。
射的、輪投げ、缶倒し、ジャンケン。
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1年生は屋台仕込み&販売
アメリカンドッグと寿司セット。
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日本語クラス以外の生徒たちは遊ぶのみ!
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他校の生徒たちも遊ぶのみ!
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頼れる生徒たち

縁日ブースに、
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食べ物屋台に、
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パフォーマンスに、
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ステージ企画運営に、
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裏方のお手伝い。
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全てを私や先生が管理したり、見て回ることはできません。
けれど、生徒たちが率先して楽しみながら運営をしてくれました!

もぅ・・・お姉ちゃんは感動したよ。
みんなのこと信じてたけど、期待以上でさ。
なんなら「ありささん大丈夫?」って、心配までしてくれるし!

頼れる仲間たち

各州から集まってくれた仲間たちは、
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日本文化ワークショップをしてくれ、
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パフォーマンスを一緒にしてくれ、
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生徒たちと踊りまくってくれ、
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最大級に祭を盛り上げてくれました!!
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こんな素晴らしい文化祭、自分が学生の頃にも経験したことがありません。

今年しか、今しかできないこと。

この生徒たちがいなければ、マレーシア2期の仲間たちがいなければ、先生や学校の協力がなければ、実現できませんでした。

生徒たちからも、先生たちからも、仲間たちからも「本当に楽しかった!」という言葉をもらいました。
私も本当に最高に楽しかった!!
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 【みんなが楽しめる祭】達成!! 

これから3期、4期…と日本語パートナーズがマレーシア各地へ派遣され、きっと素敵な活動を残していくことでしょう。その中で私の派遣校の生徒も関わっていくことと思います。

日本人と過ごす新しい思い出がたくさんできるはずです。
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それでも、この日のことをずっと覚えていて欲しい。
生徒たち自身が祭を創り上げた自信と誇り、そして私たち2期メンバーと過ごした時間を忘れないでいてくれるといいな!

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