寂しくないもん!
前回に引き続きマレーシア滞在時の我が家の紹介!
断水するし、水道の水は鉄色だし、強い雨が降ればブレーカーすぐ落ちるし、窓がズレて閉まらない部分もあるし・・・ツッコミどころはいろいろですが、そんなの大した問題ではございません!
先生たちや生徒たちが心配してくれるんですが、心配ご無用。
一人だって全然さみしくもないっす。
愉快な謎の生物がたくさんお住まいのシェアハウスだもの!
※以下、けっこうアレな画像が続きますので生物系がダメな人は要注意。
愉快なシェアメイト♪
さてさて、寂しくないように気を遣って我が家に一緒に住んでくれていたシェアメイトをご紹介しましょう!
<同居者1>
夜になると出没し、壁を這ってピースカ鳴きまくるコイツ。
ヤモリくんです。
出没数が多く、当たり前の存在すぎてなんの感情も湧きません。
シーンとしたときに急に「ピーッ!」って鳴かれると、ビクっとするけど。
ただ、ヤモリのフンは固まるとこびり付いて掃除しにくいから困るね。
出没数が多いから毎日そこらへんにフンが散らばってるのもイヤね。たまに、勝手にお亡くなりになって干からびてるのもイヤね。
ただし、彼らはGを食べてくれるので、いてもらわないと困る絶対的親友なんです!
<同居者2>
シェアメイトの中でも存在感の薄さはダントツ!色合いとフォルムが床に同化しすぎて見えないコイツ。
クモです。
存在感は薄いものの生息数が多すぎるゆえ、クモの巣の設営範囲と頻度が尋常じゃない!掃除したばかりのところにあっという間に巣が出現します。比較的綺麗な生活拠点の自室でさえも…
朝には存在してなかったのに、帰宅後には新たな巣が設営されているなんてのは日常茶飯事。
毎日家を掃除しなきゃいけないし、ホウキに巣が絡み過ぎて少々イラッ。
<同居者3>
小さいけれど強者。机にちょっとでも食べ物を置いていようものなら瞬く間に強奪するジャイアン気質なコイツ。
アリです。
家じゅう、あらゆるところで行進していて邪魔です。
気付かぬうちに行進を妨害してしまうと、噛まれます。これがまた、けっこう腫れるんですよ。痛いし、跡残るし、悔しいです。
なので、シェアメイトといえど発見次第、有無を言わさずG用スプレーで抹消!
<同居者4>
潜伏可能性は100%、存在を完全否定したい生命体代表。
”G”。いるわ、いるわ、あらゆるところに。
他の生物は見て見ぬふりできても、Gだけは特別扱い。
毒エサ設置と強力殺戮スプレー2缶常備。一晩に8匹出現した時はさすがに参った。スプレー撒きすぎて部屋中に充満し、自分自身も殺戮されそうになったもの。
それでも、月日が経過すると部屋の中を走り回ってても、「もぅええわ」ってなってくるんです。慣れとは恐ろしいものです。
<同居者5>
夜に始まる大運動会!毎日全力で天井裏を走り回るコイツ。
ネズミです。
うるさい!・・・でも、それは大した問題ではないのです。
我が家の基本スペックは隙間だらの風通しの良さ。
天井も例外ではありません。天井の素材はツギハギの薄い板なので隙間がたくさん!
その隙間から、降ってくるんですよ、いろいろ。
つまり、ネズミが走り回ると、謎のゴミやチリが降ってくるんです。ネズミのう○こも・・・天井だから避けられないのが最大の悩み。
衛生状態がアレな国々で、かなりアレな環境で過ごしたりもしてきたけど、せめてベッドくらいは綺麗にキープしたい。しかし、その願いもむなしく、毎日ベッドには数え切れないアレが降り注いでいたのでした。
<同居者6>
やられましたわ。全身、数え切れないほど。痒さと腫れ具合は蚊とは比較になりません。
ダニです。
長期休暇で1週間ほど家を離れると増殖します。死ぬほど痒いんですよ。
そのダニによる傷跡は負の遺産として脚に複数箇所刻まれたままです・・・
<同居者7>
3ヶ月ほどの同居者。初めての出逢いは驚きましたよ。
全長30cm以上あるトカゲちゃん。
化粧台で朝の準備をしている時に、ふとドアを見たら張り付いているんだもん。外に出てくれることを期待して、家を出る前に窓を開けておいたけど・・・居座っちゃったんだよね。
つぶらな瞳で思いの外かわいい。
ただし、この子の困りポイントは神出鬼没なところ。
「今日は見当たらないな~」と思って過ごしていると、いきなり天井から降ってきたり、ドアの隙間に挟まって待機してたり・・・サプライズ好きなんでしょうね、にくらしいやつめ!
<その他モロモロ>
よく分からん謎の虫も頻繁に出没します。もう、よく分からんのであえてツッコまず、放し飼い。もうなんでもええわって感じです。
蜂や蝶や小鳥も侵入してきますよ。これまた放し飼い。わざわざ外に出られるよう手を貸すこともしない、塩対応。
<不法侵入者>
最大の敵がコイツら。ヤツらに比べれば、虫や爬虫類なんて問題にすらなりません。
サルたちの厚かましさと頭脳プレーには真剣に挑まないと痛い目に遭います。
その惨劇の様子がコチラ。
毎日庭先に我が物顔で出没。昼下がりの帰宅時間に堂々と居座っているもんだから、家に入る前にヤツらと威嚇合戦するのが日課でした。
毎日サルと格闘できる住居は他のメンバーの家でもなかったので、【サル=ありーしゃ】という楽しい構図を確立することができました!
勇気と安堵を与える住居
まぁ、ほんと飽きないほどのキャラが我が家にはいたわけです。
それでも時間が経つと、怠慢になっていちいちツッコむことをしなくなってしまいます。家に遊びに来る生徒のほうがキャーキャー驚いて騒いでたし。
・・・
この住環境を知って、東南アジアの生活に躊躇してしまったのならゴメンナサイ!
でも、これだけは強調して言っておきます。
この一例は、マレーシア2期20人の中でも1,2を争うワイルド環境です。
1位と2位に続く3位との差はかなりの開きがあります。
つまり、これほどの多種多様な生物との共存はネタってこと。
もちろんメンバーそれぞれ住宅設備や周辺の環境について諸問題はありました。
なので、住居の良し悪しは一概には言えません。ただし、ワイルド上位に君臨する2名の住居について、他の同期は「あそこと比べたら…」という感じになってました。
東南アジアに住み、いろんな生物に遭遇して辛くなったときには思い出してください。そして、これと比べて「自分の方がマシ!」っていう優越感と安堵感に浸ってください。
もし、これよりずっともっと劣悪環境なら、教えて下さい。
私を優越感に浸らせてください。笑
我が家のまとめ
[メリット]
学校敷地内のため人的被害が起こらず安全。
ギリギリまで寝ていても遅刻しない。
忘れ物しても取りに帰れる。
洗濯物干す場所いっぱい。
色んな生物に囲まれて寂しくない。
[デメリット]
自力で外出が完全不可能
家が広すぎて掃除に時間がめっちゃかかる
掃除が大変なのに共同生物が多すぎてすぐ汚れる
生徒や近所の子が突然訪問して絡まれる。
結論としては、私はすごい好きでしたよ!
ハズレくじだな・・・なんて一度も思ったことはありません。
むしろ、様々なネタが溢れる家に住めてラッキーとさえ思っていましたからね。こんな場所、自分で見つけ出して住めないもの。楽しすぎるやん!
もう一回住めるってなったら・・・・?
喜んで住まわせていただきます!!
ほんまに。
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