〈2014 12.03 グアテマラ・フローレス(ティカル遺跡)〉
謎多きマヤ文明の最大にして最古の遺跡、密林に囲まれたティカル神殿都市。
グアテマラが誇る観光資源です。
ツアー起点の地たるフローレスからサンセットツアー100Q(1500円)で行ってみた。
フローレスからミニバンで1時間弱。
さすがは熱帯雨林、非常にジメジメ艶っぽくなってきた。
雨はよく降るので雨具必須です。現地で粗末なカッパは売ってるけど。
ゲートに着いたら入場料を払います。ツアー代金には含まれていないので現地で150Q(2250円)お支払い。
はい、出た。外国人料金。
ツアー金額の1.5倍って高すぎでしょ!
さて、ジャングル探検の始まりです。
最初の見どころ「セイバの木」
マヤの人々が聖なる木と崇め、グアテマラの国樹とされている。
うん、厳かなルックス。
最初に登場したピラミッド。
登っていいってことなので登ってみた。
けっこう高いが、特段見晴が良いわけでもなかった。
遠くに神殿がかすかに見える。
階段の段差幅も大きいので降りるとき要注意。
ん?ガイドが何かを見つけたようだ。
・・・タ、タランチュラ!!
「ほら、可愛いだろ?タランチュラは人懐こくて大人しいんだよ。」
やだ、なに言ってんのこの人。
大体クモの生態系ってよく分かんないし、タランチュラって毒あるし、毛がフサフサしてるし、出来れば距離を置きたい存在。
遠目から見るだけで精一杯。
ガイドはツアーのみんなの手に乗せたりして見せて回る。
ちょ!ヘアアクセじゃないんだから!
・・・でも、よーく見てみるとちょっと可愛いかも。
「私も触ってみようかな・・・」
「すぐに仲良くなれるぞ!じっとしてるんだぞ。」
・・・
・・・
おい、ガイド。
他のみんなと扱いが違うぞ?
タランチュラ君の設置位置おかしいぞ?
タランチュラ君の毛並みを存分に感じて再び歩き出す。
感心するほどジャングルの中。これ、簡単に迷子になれる。
茂みの道は細くてぬかるみで根っこだらけで歩きにくい。
木々の隙間からひょこっと姿を現す遺跡がなんとも神秘的。
4号神殿の傍に設置されてる階段を登り切ると絶景。
これは美しい。
この先にあるのがムンド・ペルティード<失われた世界>
なんともノベルチックな名称。
先を進むと苔がかった重量感のある5号神殿。
この頃には陽が落ちて薄暗くなってきた。
そしてメインともいえるグラン・プラザ<大広場>!
これがティカルの顔ともいえる1号神殿<ジャガー神殿>
高さといい、形といい、ひとかたならぬ存在感。
空の表情も変わっていく。
夕焼け空は綺麗だけど、肝心の太陽が見えない。
方角って大事。サンライズツアーの方が人気なのも納得できる。
染まりゆく空を遺跡の階段からしっとり眺める。
太陽にとって代わるのが眩しいほどの輝きを地上に注ぐ月。
月明りが届かないジャングルに入り込んでの暗闇の帰路は本気で怖かった。
はぐれそうだし、足踏み外しそうだし、獣出そうだし・・・
名前しか知らなかった謎だらけの遠い国の歴史。
だけど、足を踏み入れることができた瞬間に縁を感じる不思議。
マヤ文明・・・もっと知りたいな。
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