〈2014 12.02 グアテマラ・アンティグア→グアテマラシティ〉
世界遺産の町アンティグア。
かわいいコロニアルな景観、穏やかな気候、観光客やスペイン語留学生も多く訪れる治安の良さ。
しかし、ケツァルテナンゴの生活感溢れる騒がしさに馴れてしまった私には物足りない場所。
それでも一応観光っぽいことはしておく!
たぶん一番の見どころであろうラ・メルセー教会。
優しいミルクイエローな色味は好き。
お金持ちそうな角の住宅。
目を細めると和風建築に見えなくもないな。
町のシンボルである時計台はガッツリ修理中!!
くそっ!写真映えしない!
・・・いや、働きグアテマラ男子の貴重な画だ!
町をブ~ラブラ。
ローカル御用達っぽい町外れにあるパン屋さんでパン買ってみたり。
観光客向けじゃなくても大体全部かわいいアンティグア。
唯一楽しいのが生活感のある市場!
オサレなお店より手探りの市場での食事がやっぱり好き!
もう思い残すことはない。アンティグアを去ろう。
世界最恐級の街、グアテマラシティに向かおう。
「グアテ~グアテ~」という雄叫びに引き寄せられド派手なチキンバスに乗る。
「バス強盗に巡り合いませんように…」渾身の願いを込めての10Q(150円)。
学校の先生に脅されまくったチキンバス。
現地人のリアル強盗体験談を聞きまくったチキンバス。
悪い噂しか聞かないグアテマラシティ。
はい、ビビってます。
1~2時間の乗車ですが泣きたいです。
こんな時は味方を作るんだ!
シティの病院に行くという隣のおばちゃんに絡んでみる。
「シティは危険だから出来るものなら行きたくないのよ~」
「バス強盗?頻繁って訳じゃないけど、私も遭ったことあるわよ~」
・・・
・・・
恐怖倍増。
渋滞に巻き込まれグアテマラシティに近づいた頃には既に薄暗くなっていた。
「おばちゃん、このバス会社のオフィスに行くんだけどバス停から歩けるよね?」
「何言ってんのよ!だいぶ遠いわよ!ひとつ前のバス停で降りて路面電車に乗って行くのよ!」
・・・いやだ。外歩きたくない。ってか、歩いてる人いない。
おばちゃんも同じバス停と言うことで引きずり降ろされ、路面電車の駅に誘導してくれる。
「駅員さんに聞いたらもう大丈夫!じゃぁね!」
ポツン・・・不安しかない。
とりあえず駅員さんと会話。
一度乗り換えが必要だが近くまで行けるらしい。
スペイン語勉強して良かったと思った瞬間。
路面電車は満員御礼。
日は暮れてもう真っ暗。
分かってる。
こんな公共物にアジアの珍客なんて気になるよね。
でもお願い、見ないで・・・
視線を振り切り、慎重かつ機敏に乗り換え、駅からオフィスまでは猛ダッシュ。
ビビりすぎ?
そうだよね、首都たるもの一国の政治経済の中心を担っているわけだし、人間の生活があるんだもんね。
お店も屋台も夜に営業してるし、みんな食事を楽しんだりするのは当然だし・・・
「ウォォラァァーーー!!◎△$♪×¥●&%#!!」
「◎△$♪×¥●&%#?!」
ガタンッ!バコッバコッ!!
・・・ピーポーピーポーピーポー!
ザワザワザワ。。。
・・・
かつての首都アンティグアの平穏さの欠片もない現首都グアテマラシティ。
つまらなくてもいい。
アンティグアに戻りたい・・・
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