〈2014.10.30 アメリカ・ニューヨーク〉
世界史ヲタクとしては絶対に外したくなかった。
世界のどこの国の法律も通用しない絶対的平等の場所「国際連合本部」
国際平和、諸国友好、国際協力・・・
2015年で創設70周年を迎えた世界一有名な国際機関。
形式的には諸国は対等であるとされているが、俗にいう第二次世界大戦の戦勝国が主軸となって創られ、70年が経ち世界情勢や諸国の相互関係も変わりゆく現在でも拒否権を振りかざしている有様が本当に世界平和だといえるのか私には疑問ではあるけどね。
さて、国連本部に潜入するにはどうすればいいのか?
1.国連のHPでガイドツアーのページに行きましょう。
2.ガイドツアーのページからチケットページのリンクもあります。
3.「Individuals and Small Groups 」の欄から自分の行きたい日程を探しましょう。
4.ツアーは1日数回ありますが、日本語ツアーは週に数回だけなので早めの予約必須。
5.希望日時を「ORDER」したら、画面通り進むだけ。
6.18US$をクレジット決済(2014年は15US$だったのに…)
7.決済完了後に確認メールが届くのでそれを持って国連本部へ向かうだけ!(プリントアウトしなくて大丈夫!)
NYCの観光スポットをチェックしていた前日。国連ツアーの存在は知っていた。無理だと思ったけど国連HPに行ってみた。
すると!前日にもかかわらず翌日の日本語ツアーが1席残っていた!
即決。
予約完了メールを何度も確認し、嬉しすぎて笑いが止まりませんでした。
15:30からのツアーのため、15分前に国連本部到着。
ドキドキ・・・
「NO!!」
(;゚Д゚)!!
真正面から入ろうとしたら追い払われた・・・
国連の敷地はめちゃくちゃ広い。
ツアーに参加する雑魚は向かって左手の端48th Street横の入口から入りましょう。
チケットチェックとセキリュティチェックを受けたら、私と違って品のある日本人の方々と一緒にツアー開始!
日本は1958年80番目の加盟国でした。第二次大戦において日本は敗戦国。
国連が存在し、あの5カ国が常任理事国であり続ける限りこの現実は変えることはできないだろう。
敷地内には各国から寄贈された平和の象徴があります。
左はソ連からの「剣を鋤に変える像」右はドイツからの「ベルリンの壁」
建物内に入ってみましょう!
事務所、理事会議室、総会議場で構成される本部。
ガイドさんはアメリカと日本のハーフ。イケメン。
現国連事務総長は色々物議を醸している藩氏。
経済社会理事会(ECOSOC)
経済問題・社会問題全般に関する議決や勧告等を行う重要機関。
本会議中は中に入れないけれど、話し合いレベルのプチ会議のため侵入成功!
スウェーデン寄贈の会議室。右端には実況室みたいなのがあって、この場で各言語に即時通訳しているんだって。
ちなみに国連公用語は、英語・フランス語・中国語・スペイン語・ロシア語・アラビア語の6つ。
「Mankind’s Struggle for a Lasting Pease」(永久平和のための人類の戦い)
戦争の苦しみからの脱却、未来の永続的な平和へ。
国際連合信託統治理事会(UNTC)
ある地域の財産の管理・処分のあり方を決めるための役割を果たしていたが、その業務は完結したので現在機能停止中。
飛び立つ鳥と女性の木製彫刻は独立への希望を象徴しているよう。
デンマーク寄贈の会議室。
お待ちかねの大御所機関、安全保障理事会(UNSC)!!
まさかの本会議中で中には入れず!テレビ上映中!
だけど、あの安保理会議が実際目の前でリアルタイムに行われているんだと思うとゾクゾクします。
歴史の一場面にいるみたい!(大袈裟・・・)
9月~12月が全体集会。
席順はアルファベット順なんだけど、いつも同じだと一番目のアフガニスタンに最後のジンバブエが嫉妬しちゃうので毎年くじ引き。
今年は「R」、おととしは「D」から始まる国!みたいなね。
廊下には平和に関する様々な展示物があります。
地球上の全てのみんなが平等なんだ、幸せに生きる権利があるんだ。
たった45分のツアーだったけど、こんなに価値のあるツアーはなかなか無い。
本当に英語に自信がある人は英語ツアーでいいと思うけど、絶対に日本語ツアーをお勧めする。学校や教科書で学んだ内容と合致しやすいし、専門用語ってやっぱ難しいし。
おみやげ屋さんもあるよ♪
ポストカードとゴムブレスを買いました。
ここのショップバッグを持っていたら他の国で「君は国連職員なのか?」と真顔で聞かれるくらいレア品。
専用ポスト。消印も国連印。
パスポートに国連スタンプも押してもらえるよ!
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