〈2014.10.17 ルーマニア・ブカレスト〉
「東のパリ」と称されるほどの優美な街並みを誇っていたブカレスト。
その後、チャウシェスクという独裁者による傲慢な都市計画によって美と輝きを失ってしまった。
負の歴史から輝きを取り戻しつつあるルーマニアの首都はどんな街だろう。
正直、ルーマニアに対して良いイメージは持っていなかった。
治安の悪さに少々ビビっていたりもした。
あくまで昼間だからね。日が暮れたら一人で歩くのは遠慮したい。
これ、大学の壁なんだけどさ。
街の象徴たる象なんだけどさ。
ダメでしょ、こんな重要物に落書きしちゃ!
落書きと治安は比例していると思ってる。
落書きの多さ+落書きの場所を総合判断した結果、ブカレストの治安は悪いと認定。
それでも、素敵なものもある。
こういう雰囲気は好き。
(左の壁にはやっぱり落書き)
広場でマルシェみたいなのをやっていた。
おばちゃま達の民族衣装の可愛さに惹かれてここで腹ごしらえ。
公園チェックも欠かしません。
緑と彫刻が溢れる穏やかな公園。
ベンチも溢れていた。
夕方にレンタル彼氏の家に遊びに行き、ママさんの手料理をご馳走になった。
「うまー!うまぁぁぁー!!」というベタな芸人のようなめんどくさいテンションにも動揺せずママさんは笑顔で受け止めてくれました。
優しいな、ルーマニア人。
Oleseaが帰宅したので街にお出かけ!
夜の街だって仲間がいるから怖くなんてないぞ!
ルーマニア料理食べるぞー!ってことで連れてきてくれた。
たくさん話した。たくさん笑った。2人の優しさが身に染みた。
仕事が忙しいのに一生懸命時間を作ってくれたOlesea。
「ごめんね。」なんて言わないでほしかった。
私は2人に出会えただけで充分すぎるほどハッピーだったから。
19世紀パリの建築物を模した美しい街
独裁政権に抑え付けられた無機質な街
どちらもブカレスト。
そんなことは私にとっては問題じゃない。
大好きな友達がいる特別な街
それがブカレスト。
明日には別の街へ向かう。
わずかな滞在。だけど、大切なものを見つけた。
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