〈2014.10.07 トルコ・ギョレメ(カッパドキア)〉
しかし、バスは私を拾ってくれない。乗らないんだから当たり前。
高いところ嫌い。丘の上からの日の出で満足。
気球の準備が始まった。
お。浮いた。
繁忙期には100機の気球が空に浮かぶ。
そんな気球を見ながら考えた。
1機あたり20人乗り。100~160ユーロ。
少人数乗りもあるので15人、料金は一人当たり16000円と見積もってみる。
100(機)×15(人)×16000(円)=24,000,000円
2400万円・・・
カッパドキアの朝日は偉大だ。
カッパドキアには色々なツアーが存在する。ほんと色々。
ブルーやらグリーンやらレッドやらイエローやら・・・ルートによって色分けされている。
そんなのはどうでも良くって、見たいものが見たいからレンタバイク!
ここで役に立った国際免許証♪
実はバイクは運転できない設定になっていたらしいが、うやむや切り抜けた。
借りるのは自分。運転するのは大学生のよしき君。うん、運転こわいもの。
GO!GOOO!!
レンタル代は5時間半で50TRY(2450円)。店長がいなかったので値切りきれなかった。
見どころたくさん。有名なとこは抑えとかなきゃね。
最初に向かったのは「きのこ岩」
・・・え?コレ?アッチかな?ソレじゃない?
たぶんコレじゃない・・・
どれも同じに見えるしインパクトがなくて動揺した。
気を取り直して「ラクダ岩」へ。
お。うん、ラクダっぽい。厳重に囲われてるから間違いない。
でも、すぐに飽きちゃう。
ラクダはスルーで岩遊び始めちゃう。
・・・
・・・
(´・ω・`)
最後の頼みカイマクルへ向かう。
車でもなかなかの距離。それをスクーターで行くなんてヤンチャ。
頑張るのは、もちろん、よしき君。
ネヴシェヒルを抜けたら交通量もグンと少なくなる。
心配になるほど走る。走る。走る。
ランチ返上で一気にカイマクルに到着。
ほどよいレストランがなくて、仕方なくパンとブドウを買ってチャイ屋さんへ。
チャイ屋の兄ちゃんが良い人過ぎて、皿と新聞紙を用意してくれ「ここで食べていいよ」と。ゴミまで捨ててくれた。
キリスト教徒たちがイスラム勢力の脅威から隠れるために創り上げたという地下都市。
中には居住スペース、食糧庫、教会、家畜小屋など地上となんら変わりない生活が送られるように設計されている。
地下何十階にも及ぶ巨大都市から小規模都市まで未発見も含めると相当な数らしい。
全貌も歴史もまだまだ謎がいっぱい。ワクワクするね。
20TRY(980円)と少々お高い入場料。
使用用途によって区切りがあるものの、明確な仕切りはない。
突然階段が出てきたり、道が二手になったり・・・
冒険心がくすぐられます。
テンション上がってきたので、明かりの無い方へ登ったりすり抜けたりくぐったり。
た、た、た、楽しいぃぃぃーーーー!!
とにかく懐中電灯が命綱。
暗所や閉所がニガテなわけじゃない。
ただ、イタズラで真っ暗にされるとビビる。あと、狭い隙間に入って戻れなくなったら死ぬとか考える。
完全なルート外を遊んでるときに、トルコ人少年たちが乱入!彼らも相当テンション上がっている。
言葉は全然分からないけど、お互いの好奇心が異常数値に達しているので遊びまくり、助け合う。
この場所を作った人たちにとっては不本意だろうけど、最高の遊び場だった。
暮らすのは絶対にイヤだけどね!
カイマクルのもっと先にはさらに大きな地下都市があるそうだが時間的に断念。
ギョレメへと帰ります。
行きにチラっと見かけた岩壁がどうも気になってしょうがなかった。
地下都市効果で好奇心が異常なので、おかまいなく崖を登ってみた。
廃墟。
かつてここに生活があったんだろうなの見受けられるものが散在。
落書きやゴミ・・・危ない若者が集うアジトじゃないか?!
誰にも出くわさなくて本当に良かった!こわかった!!
あー。ギョレメに戻ってきたー。
たのしかったー。バイクも気持ちよかった!後ろに乗ってただけ。
数あるカッパドキアの見どころの中でも大ヒットが地下都市。
絶対オススメ!!
みんなとのディナーまでまだまだ時間があるのでお散歩。
陽気なトルコアイス屋さん。
せっかくなのでお気に入りの夕日スポットへ。
テレビでも写真でもたくさん見てきたカッパドキアの景色。旅の前から素晴らしい場所だということは知識として備えていた。
だけど、知識なんかじゃとても説明できない場所だった。
ファンタジー小説の登場人物になったかのような異次元の世界観。散歩が冒険に代わる感覚。夢が膨らむ歴史の謎。
地球の表情の豊かさに改めて感服した。
みんな集まればパーティだ!!
みんなで落書き。
カッパドキア名物・壺ケバブ。おいしかったー!
今回で何回目だろう。休日を把握していないと時々とんでもない事態に陥る。
トルコの大型連休にかぶったせいで思うようにゲットできなかったイスタンブール行きのバス。ギリギリで増便の1席を手に入れ、今夜ギョレメを発つ。
さみしいな。
こんなに楽しくて魅了される場所だとは思ってなかった。
これも出会った仲間たちのおかげ。
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