c20lkc
〈2014.09.03 インド・ジャイプル その1〉
ジャイプルには観光にとっても便利な共通チケットがあります。その共通チケットをフル活用すべしと関西魂が叫んでます。
手始めに向かうのは街からほどほどに離れたアンベール城です。トニーの宿で出会った日本人女子の2名と一緒です。
女子です!女子旅です!ワクワクしちゃうやつ!
アンベール城へは街からバスが出ています。もちろんタクシーで行くことも可能です。もちろん我らにはその選択肢は存在しません。
街まではトニーが用事ついでに車で送ってくれました。
ありがと、トニー!行ってきます!
バスに揺られること30分くらい。グングン山道に入っていきます。バス代たったの10R(17円)。
そこで出現、堂々とそびえ立つ圧倒的な存在感!
大量のハト!
加えて・・・お土産攻撃を仕掛けるインド商人!
ふふふ、アンベール城、敵の侵入を防ぐためによく考えてあるな。旅人の体力を奪う天敵、インドの土産屋を派遣するとは。
案の定彼らの餌食になり、おかげで顔面クオリティ激低の愉快な人型ボールペン5本セットを買わされそうになる。
彼らを回避するのに疲れて引き返そうかという気持ちになったじゃないか。侵入の固い決意を削ぐとは、さすがマハラジャ自慢のアンベール城。
「日本人じゃない!タイ人だ!」という勢い任せのウソで商人を動揺させ、逃走。
さぁ一気に城まで登りきるぞ!!
財布にゆとりのある人はゾウさんで坂道登れちゃいます。
チケット購入。2日通し券は400R(680円)。ジャイプルの観光スポット巡りには必須!
ちなみに雨です。
みんな屋根の下に避難してるのでギューギューです。
建物内の見学なら雨でも平気!お城全体には抜かりなく綺麗な装飾が施されています。
光を当てたらクラブのミラーボールみたいに反射するのか試してみたかったけど、欧米人が踊りだしちゃうとアレなので我慢。
中庭がとっても広い。ウダイプルやジョードプルの宮殿とは違って西洋チック。
このお城、とにかく通路が多い!階段も色んな所にいっぱい!入口なのか出口なのか不明なゲートがいっぱい!
・・・(´艸`*)
あらゆる通路に侵入し、あらゆる階段を上りまくる。
探検があまりにも楽しくて片っ端から通路を通りまくる!
抜けた先に出現したのは・・・
!!!
さるだんご!!!
いつかのミャンマーの狂暴猿とは違って癒し系。
なんだこの城、こんなきゃわゆぅぅな護衛兵を配備してるとは、やはり侮れん。さすがだな。
キュンキュンな出会いを求めて探検再開。
しかし、建物内をまんべんなく夢中で探検しまくったため、
「あれ?さっきここ通ったわ。ここ入って左にある階段上ったら2つに分かれて右側が見晴らし台に行けるやつや。」
・・・内部構造把握カンペキ!
「さぁ、写真を撮りなさい!」
????
「マネー!マネー!マネーーーーー!」
!!!!
コワイー!恐喝よ、恐喝!!
お金払わなかったら地味~に追いかけて来る。ところどころ行き止まりで追い詰められたりもしたが、なんとか逃げ切る。
そして諦めていったマネーおばさんを遠くから監視。
彼女に見つからないように行動しなきゃ。こんな恐喝犯をしれっと配備しているとは、さすがアンベール城。
そんなとき、一人の掃除の兄ちゃんが「こっちにおいで!」と誘導してくれた。
さっきのマネーおばさん事件の直後なので警戒。しかし、彼が導いてくれるところは探検中に見つけた見晴らし台など。
・・・もしかして、建物内ガイドしてくれてる?やっぱり「マネー」の流れ?
疑いつつも、兄ちゃんはゴキゲンでいろいろ誘導してくれる。拒否るのもなんだか気が引けるので付いて行ってみる。
すると、立ち入り禁止区域に侵入。
えっ、ちょっと、兄ちゃん、それアカンやつでしょ?うちらが入ったところで「はい、違反です、罰金!」とかってなるやつでしょ?
その手には乗らないぞ、乗らないんだから!
・・・兄ちゃんは「なんで来ないの?」と言わんばかりの寂しい表情をしている。
▷行く
▷行かない
▶行く
▷行かない
・・・行くよ!当たり前じゃん、ブラザー!!
狭い通路の先の階段を上ると、絶景ポイントでした!しかも、写真まで撮ってくれるし!
うちらが喜ぶ姿を菩薩のように見守る兄ちゃん。彼は英語が話せないけれど一生懸命伝えようとしてくれた。行動してくれた。
兄ちゃん、いくらだい?いくら払えば納得してくれるんだい?私は清々しい気持ちでお金を払おうと思うよ!
「満足したかい?」と言わんばかりの表情の兄ちゃん。
「ダンニャワード!(ありがとう)」を言いまくる。
すると、兄ちゃんは笑顔で去って行った。
・・・
・・・え?
ええええぇぇぇぇ???
に、にいちゃーーーーん!!!!
かっこいいっす!!ステキっす!!弟子になりたいっす!!
・・・さすが、アンベール城、恐るべし。
超絶にオススメする素敵スポットです。
コメント