〈2015.01.20 ペルー・サンフランシスコ村〉
激しい吐気、嘔吐、腹痛、下痢、血圧上昇、耳鳴り、めまい、悪寒、発汗、倦怠感、眠気、運動障害、痙攣、幻覚、トランス状態、自我の崩壊・・・最悪の場合の死。
こんな苦痛と危険が伴うのに人々が求め続けるのか。
病気が治癒したという事実だけでなく、人間の能力を超越する奇跡を見たいのかもしれない。
過去?未来?前世?来世?霊界?宇宙?
本当の自分が何者か?生きてる意味が何なのか?
知りたい。
知れるものなら全部。
シャーマンはどこへ導いてくれるんだろう。
目が覚めたとき、自分の中で何かが変わるのかな。
セレモニーの時間まで漆黒の闇の中で一人思いを馳せていた。
こんな非日常的なものを求めるなんて正気か?
根拠はないけれど、この経験が自分の過去と向き合い、前に進む自信をくれる気がした。
未来は変えられる。そう信じてる。
でも本当?
運命は決まっているのかも。
だとしたら、自分の行く先が描く未来じゃないかもしれない。
だとしたらどうする?
それでも知りたい。
今の自分は運命が定めたものなのか、過去の自分が繋いだものなのか。
その答えをアヤワスカに期待しているのかもしれない。
本当はコワイ。
自分のコントロールが効かない世界を見るのも。
知らない自分や目を背けてきた自分を見るのも。
私は過去の自分が大嫌い。
過去の自分を隠したい。捨てたい。
無かったことにさえしたいと思う。
人生のターニングポイントは20歳のとき。
初めて海外に出て、自分を表現すること、人を信じる素晴らしさを知った。
それまでの自分は人を信じなくて、いつも結界を張っていて、感情も抑えて、まるで別人を演じていた。
それでいいと思っていた。それが楽だと思っていた。
友達なんて必要ない。一人で生きていけると強がってた。
大学以前の同級生がどうしてるかなんて知らないし、興味すらない。
ずっと地元で生きてきたはずなのに、帰る場所はここしかないのに居心地の良さを感じなかった。
実家や家族は大好きだけど。
全ての根源は自分から逃げてきたから。
人を信じる以前に自分を信じていなかったから。
やっと変われた今でもずっと過去の自分を避け続けていた。
過去の自分と繋がるものを切り捨ててきた。
それでいい。
今の自分だけが自分なんだ。
今の自分の周りにいる人を心から大切にしよう。
過去の自分は永久に封印してしまえばいい。
それでいいんだ・・・
納得したつもりなのに心の奥にはずっとモヤモヤが渦巻いていた。
いつかきっと、いつかきっと過去の自分と向き合える日が来るだろう。
そのための行動を何一つしてこなかったのに、都合のいい解釈で過去の自分を見ようともしていなかった。
今の自分や未来の自分は過去の大嫌いな自分が繋いでくれたもの?
だとしたら、ちゃんと伝えなきゃいけないのに。
「今の自分に出逢わせてくれてありがとう。生きていてくれてありがとう。」って。
「人を信じるって幸せなことだよ。誰かのために涙を流すって美しいことだよ」って。
それが伝えられたら、過去をひっくるめた本当の自分になれるんだと思う。
だから、まずは過去の自分に会いたい。
アヤワスカに期待を抱きすぎ!
謎が多くて神秘すぎるがゆえに強く求めちゃう。
だけど、この場所に来られたことにだって意味があるはず。
適当に旅のルートを考えている時にハッと思い出したのも必然かもしれない。
強くイメージすれば狙い通りのビジョンが見られるというアヤワスカ。
過去と現在そして未来へ繋がる道を照らしてほしい。
自分の使命、生きている意味って何だろう?
よーし!アヤワスカ、かかってこーーい!!
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