〈2014.10.03 ジョージア・クタイシ〉
スリコ製のワインはとてもスッキリしているので翌日には全く響かない。
気持ちのいい朝は、爽やかなメディコの朝食とともに。
ジョージア名物ヒンカリ。
スリコだけじゃなく、ちゃんと見どころもあるというクタイシ。
クタイシを代表する世界遺産のひとつであるゲラティ修道院へ。宿で会った立派な髭の男爵兄さんと一緒に行ってみることにした。
11:00に劇場裏から出発するマルシュルートカ1GEL(63円)に乗って約20分。
ずんずん山道を登った先にポツンとたたずむ教会。
見晴らしがよく、とっても静かで心地いい。
かわゆい子どもたちと戯れる。
「日本人?」「マジか!日本人だって!」「すっげー!」・・・って感じ。
工事中だけど、内部はとっても華やか。
光が射し込んで神秘的。
ひと回りした結果、この教会の一押しポイントは「見晴しの良さ」に決定!
天気も良くて、空気もおいしくて、穏やかで・・・
「・・・ピクニックだ。」
「そうだな、ピクニックだよ!」
「ワイン・・・」
「くそーーーー!ワインとつまみが必要だった!!」
「あぁぁ、ワインワインワイン!飲みてぇぇ!」
あまりの心地よさにワインの必要性を感じてしまった私たちは、取り急ぎワインを探すことにした。
教会入口にあるお土産屋さん。土産なんぞに興味はない。
「ワイン持ってない?」
予期せぬ一言にみんな慌てて探しまくる。周囲に聞きまくる。
彼らの健闘の末、姿を現したのは・・・
チャチャというグルジア版ウォッカの1Lボトルでした。
彼らの健闘に拍手!
でも、チャチャ要らない!1Lも飲めない!
この後予定していたメディコのオススメ洞窟、どうでもいいわ。
今、なによりも大事なのはワインを手に入れること。それのみ。
意味不明な使命感に駆られて、男爵様とワイン探しを始めた。ただのワインじゃない、目指すはホームメイド。
そんなムチャな計画に助っ人登場。
案内するワン!
民家を目指して道を下る。途中、商店を見つけたが用はない。
欲するはホームメイドのみ。
すると、ある看板を発見。ゲストハウスが近くにあるようだ。
チャイムを鳴らしても応答なし。
通りすがった近所のおばちゃんが叫んで主を呼んでくれた。
「ごめんよ、宿はもう営業してないんだ。」
「あ、いや・・・ワイン売ってください!」
「・・・」
「ホームメイド・・・」
「・・・ちょっと待って!」
庭で休んで行きなさいと、育っていたザクロにブドウ、イチジクまで頂きました。
気前のいいオーナーさんとロシア語が話せる男爵様。
最高においしかった!極限に満足した!
さて、中途半端に歩いてしまって困るのは交通手段ですね。
バス、いつ来るんだろ。来るのかな。
そんな時は・・・♪
ヒッチハイク!
止まってくれたのは郵便局の車でした。
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