現地人が勧める神聖なセノーテでの過ごし方

〈2014 12.10 メキシコ・クサマ(セノーテ)〉

ユカタン半島の地質が生み出した聖なる泉・セノーテ。
水の中に沈んだ鍾乳洞。まさに神秘としか言いようがない透明度と色彩。
古代マヤ人は冥界へと繋がるこの美しき泉を崇め、神への奉納として生贄を投げ込んだとか。

泳げない。目が開けられない。息継ぎできない。水泳の授業はいつも補習の私ですが水は好き。
セノーテに行かなくちゃ!!

滞在中のセレブハウスのセレブパパの一声で、息子1(超イケメン)がセノーテに連れて行ってくれることになった。
息子1のセレブ友達3人も集まって、優雅に彼の高級車でメリダから1時間半ほどでセノーテ遊びの起点となるクサマという小さな町に到着。

ココからはバイクタクシーに乗ってセノーテ巡り♪
クサマ周辺にはいくつものセノーテが点在しています。

どこにあるのか?どこがいいのか?
全くリサーチしてないので、よく遊びに来るというセレブ達に全部お任せ!

荷物はタクシーのおっちゃんが見張ってくれる。
信じてるよ、オヤジ!

さっそく身軽になってセノーテへ!!
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30mほどの階段を慎重に降りたら・・・

おぉ?!
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おぉぉ!!
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水面には浮遊物もあるけど、暗めの洞窟の中でもこの色を出せるのはスゴイ。
あまり奥まで行かなければ足もつくし、ロープもあるし、カナズチ初心者には安心。

水温はちょっぴり冷たいけれど、外の陽射しが強いので身体はすぐに乾くし暖かい。

次に向かったのは小さな入口のセノーテ。周りには人の気配が全くない。
完全に貸し切り!!

入口から階段を降りた瞬間、息を呑んだ。

広くはないけれど、とてつもなく深い底までハッキリと見えるほどの透明度。
小さな入口から注ぐ太陽の輝きが真っ直ぐに水面を貫いている。
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キレイ・・・。
だけど、この異空間に少しだけ恐怖も感じた。

「ここは飛び込むのがチョー楽しいんだぜ!!」
そう言って、息子1は一切の躊躇もなく20mほどの高さから飛び込んだ。
「早く来いよー!」

コラ、息子1よ。私の感傷的な時間を邪魔するな。

高い所がニガテなので、純粋にビビる。
ゴツゴツの岩肌にぶつかるという物理的な不安もある。
水底は相当深いんだけどハッキリと見える分、怖さも倍増。

みんなに煽られ、決意するも足が動かない。

スペイン語と英語でのつぶやきが自然に「こわいこわいこわい・・・死ぬってマジで。」と日本語に変わる。

えええぇぇぇいいっっ!!!

思い切ったよ。
浮遊時間相当長いし、着水時相当な打撃だし、潜水深度相当深いし、なかなか水面に戻れないし、水着取れるし・・・

ひゃー、こわかった。
水中の透明度楽しむ余裕なんてなかったわ!
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あとは仲間たちのビビリ顔を下から楽しむ。

マヤ人が生贄として人間の命を捧げるほど神同様に崇めた神聖な場所は、現代は若者が豪快にダイブしちゃう遊び場です。
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タクシーに乗ってのどかな道をガタガタ進む。

3つ目のセノーテ。こちらも人が全くいない。
中を覗いてみると・・・
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あ、うん。ここはいいや・・・

ちゃんとした入口がある4つ目のセノーテ。
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息子1のお気に入りらしい。

しっかりした階段に、遊びに適したターザンロープ。
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息子1は遊び好き。
ターザン遊びをみんなでしまくる。

5か所目は、ちゃんとした観光施設のような場所だった。
階段を降り、洞窟を進んだ先にようやく見えるセノーテ。飛び込み場もきちんと作られていてアスレチック感満点。

造られた空間でも、やはりキレイ。
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生贄が投げ込まれたセノーテ。奥深く続く水中の洞窟から戻れなくなった者もいる。
・・・そう考えると水底に何か見えちゃうかもと怖くなる。

各セノーテは入場料を取るところもあります。たぶん50ペソ~100ペソだと思う。
今回はセレブが一緒なので自己負担なし!

遊びに一生懸命になりすぎて良い写真が撮れなかった。
でも、特に2カ所目の飛び込みセノーテは最高だった!!

こんな神聖な場所で豪快に遊んでバチ当たらないかな。
生贄になることもなく無事に戻れて良かった。

ユカタン半島東部にはもっと大きくて綺麗なセノーテがいっぱいらしいけど、クサマもいいよ!!

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