〈2014.09.14 インド・バラナシ→ゴーラクプル→スノウリ〉
3週間に及ぶインド旅ももう終わり。
真夜中にネズミやゴキブリが元気に走り回るバラナシの駅にてゴーラクプル行の電車に乗りました。電車が遅れたので3時間くらい余分にネズミやゴキブリを眺めていたわけです。なかなかの精神的苦痛です。
私が回った中でダントツに汚いのがバラナシでした。しかし、これでもキレイになった方だとインド玄人は語る・・・
が、がんばれバラナシ!京都にならなきゃだもんね!
ネパールへの陸路国境越えをするためにゴーラクプルという街へ北上。寝台列車、初の上段ベッド獲得!これで物乞いに足を掴まれることもないですね!価格は街の代理店で買って206R(350円)。
お向かいのベッドにはバラナシの街で一度会ったミユちゃんという大学生と再会。一緒にネパール国境越えが決まった。
翌朝、ゴーラクプル駅に到着。出口を出て、「スノウリ!スノウリ!」と唱え続け、駅を出てすぐのバス乗り場に到着。
お値段90R(153円)+荷物代10R(17円)
出発間近のバスを1本見送って次のバスの座席確保!
お腹すいたので食べ物買に行こうかな~と動き出したら、「すぐ出るぞ!座ってな!」って怒られた。
しかしですよ、やっぱりインド。
人が十分じゃないからって出発する気配一切なし。なので、コソっとサモサを買いに行って戻っても変化はほぼなし。雨がひどい。なぜかバスのおっちゃんに傘を奪われる。イカツイ顔にポップな水玉がなんとも滑稽です。
乗客が溢れだすくらいになって出発。効率良いのか悪いのか日本人の私には判断が難しいです。
町を越え、山を越え、約3時間半、ネパールとの国境町スノウリに到着!
さて、ネパールへ向けて最後のインドでの戦いです。
1.バスを降りるや否や、リキシャオヤジに囲まれますが、華麗に笑顔でかわしましょう。
2.インド人が話しかけてきても面白くない内容なら構わず前だけを見て突き進みましょう。
3.「インドルピーはここで両替しなきゃいけないぞ!」「ネパールじゃ出来ないんだぞ!」と言われたら、「先にイミグレ行ってくるね。」と、紳士淑女的対応をしましょう。
4.イミグレはうっかり通り過ぎちゃうので国境が遠目に見えてきた頃から右に視線を送りましょう。
親切にもこんな看板があるのにスルーしたよ。
6.やる気のない出国審査官のお兄ちゃんがお待ちかねです。スタンプをもらいましょう。
7.「インドルピーはここで両替しなきゃいけないぞ!」「ネパールじゃ出来ないんだぞ!」と行く手をどうにかして阻もうとしてくる人々が再登場するので、ルピーを持っていても「インドルピーなんて持ってねぇ!」とオラオラ突き進みましょう。
8.大丈夫です。穏やかで心の優しいネパール人がすぐそこで待っています。両替も正規固定レートで受付中です。
9.最後に、インドに対する自分の気持ちを整理してみましょう。
最後の最後まで旅人ゴコロを刺激してくれるインドでした。
インドはなぜか旅人にとっては一線を越えるための課題というか、必修科目というか・・・なんだかとにかく特別な存在です。
【インドには呼ばれないと行くことができない】
あながち本当かもしれない。現地合流するつもりだった友達、6年前に「絶対に一緒にインドに行こうね!」と約束し、その約束が本当に実現するはずだった。確定していたのに、まさかの直前キャンセル。航空券やホテルの手配も終わっていたのに。
まだ呼ばれていなかったのかな。どうしたら呼んでもらえるのかな。
【インドにハマるか、インドを嫌いになるかの二極化】
間違いなくインドは良くも悪くも衝撃的だった。そこに魅了されている自分がいた。毎日が戦いだった、大ゲンカもした、顔も見たくないほどに避けたこともあった。なのにおかしいよね、結局は笑って許せちゃうんだもん。感情を素直に出せる、自分が知らなかった自分を引き出してくれたインドに私は確実にハマっちゃたんだよね。
インド人をウザいと拒否するか、打たれ強いと称賛するか。結局は当事者の捉え方次第かもね。
3週間じゃとても足りない。
私はインドのことをまだよく知らない。もっと知りたい。
だけど、しばらくはインドと距離を置くよ。
・・・
・・・
またね!
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