〈2014.09.05 インド・ジャイプル〉
130R(221円)です。
我ながら奮発しました。
・・・
・・・
映画館です。調子こきました。
インドと言えば映画!
5年前、フィジーのインド人ホストファミリー宅で毎晩見ていたインド映画。
日本のインド料理屋に行くたびにエンドレスに流れ続けるインド映画。
本場で見たい。見ないなんて選択肢はない。
私の知ってるインド映画は、真面目な場面から急にアクションになったり、裸になったり、水に濡れちゃったり・・・
何よりも、サリーを振り乱して豪快かつ華麗に踊る美人なお姉さん!!
ホストシスターが言ってた。
「インドの女優は綺麗なだけじゃダメ、演技がうまいだけじゃダメ。踊れなきゃいけないの!!」
前置きが長くなりましたが、大好きなインド映画を楽しもうと思います。
映画については事前リサーチなしですが、アジアで一番の映画館であれば期待する映画がいくつか上映されているに違いない!
内容は確認せず、意気揚々とチケットを購入。場所の位置関係とか分かんないから、2ndシートっぽいやつにした。
おろろろ・・・・
街中のう○こを踏んだ可能性のある小汚いサンダルで入ってしまって・・・
ご、ご、ご、ごめんなさい!!!
シートに記してある番号が暗くて見えないんだけど、電気で照らしてくれる係までいました。
220円しか払ってないのに、セレブ待遇にドギマギ。
どんな愉快なダンスが観れるのかな!楽しみー☆
物語は雨の降る暗い夜道・・・からのヒロインの少女時代。
ひょんなことでボクシンググローブと出会ったヒロインの女の子。
走る!殴る!蹴る!!
えぇぇぇぇーーーー????
どんな展開?ねぇねぇ、どんな展開なの??
『MARY KOM』というこの映画、実在の人物をモデルにしたノンフィクションボクシングムービー。
メアリー・コムは世界選手権金メダル5回、ロンドンオリンピックで銅メダルの世界的な名選手。ロンドン・・・2012年。最近の人だ。
映画の中でもボクシングジムに入門し、たくましく育ち、インドで敵無し、世界大会で大活躍。しかし、結婚と出産を機にボクシングから離れるのですが、夫やコーチに支えられ、母として復帰を目指します。
最後のシーン、母として復帰後に立った世界大会の最終マウンド。序盤は劣勢だったにも関わらず、子どもの姿が脳裏に浮かぶとあっという間に優勢・・・
観客のインド人たち盛り上がっております!
立ち上がっております。
手に汗握るアツい戦いですね!
そして勝利。
感動です。過去の苦労、挫折、ブランクを乗り越えました!
映画館が喜びに満ちております。
メアリー選手が表彰台の真ん中に立ち、インド国歌が流れ、国旗が掲げられるシーン。
え?
えぇ??
・・・
・・・
・・・立った。
着席していたインド人オーディエンス、胸に手を当てて立っている・・・
そうだよね、誇らしいよね!
インド国民として立たずにはいられないよね。
・・・
・・・
うん。
・・・え?
私?
・・・
もちろん。
立ちませんでしたけど、それがなにか?!
腑に落ちないんだもの。
だって、だって・・・
サリー振り乱して踊りまくる、ストーリー性皆無で陽気な映画見るはずだったんだもん!!
おねーさーんは?(´・ω・`)サリーのお姉さん、どこ?!
でも・・・感動したな。
ヒンディー語一切分からないけど、物語は完璧に理解しちゃってるしね。
なんだかインド人と心が通い合った気がするよ。
ついでにカレーセットもたらふく食ったった!
宿に帰るとトニーが友達と談話中。その友達がお土産に持ってきた巨大サモサはトニーのイチオシ。腹一杯なのに意地張って食べたがる。こんなことしてるから、すぐ太る。
ゴミゴミしてて疲れちゃうジャイプルだけど、結局は好きだったかも。
夜は日本人パッカーズとイギリス人パッカーズと仲良くUNO。
むちゃくちゃ無口だったイギリスボーイがUNOになるとオリジナルルールとか持ち込んで、以上にテンションが高くなるという怪奇現象を楽しみました。
ありがとう!また来るね!
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