〈2014 12.07 メキシコ・パレンケ〉
マヤ文明で最も美しいと称されるパレンケ遺跡。
時を越えて映画のような物語をも生み出してしまうミステリアスな場所。
まずは町の食堂で腹ごしらえ!
近くの停留所から乗り合いバス40ペソ(340円)でたった15分ほど。
入場料を88ペソ(748円)を支払い、密林を抜けると・・・
すぐ登場!
ティカル遺跡と違って見晴らしが良いな。
みんな遺跡に登って藁ぶきの屋根に吸い込まれていく。
なにあれ、行きたい!
入口をくぐり、中に入ると薄暗い洞窟みたい。何かをみんな一生懸命撮影してる。
棺?
半世紀以上前のマヤ遺跡発掘調査で発見されたパレンケ遺跡の「碑銘の神殿」に息を潜めていたこの石棺。
この中に収められていたのは『翡翠(ヒスイ)の仮面』をつけた7世紀に在位していたパカル王の遺体だったという。
計り知れないほどの価値をもつこの宝物はメキシコシティの博物館で恭しく守られていました。
しかし、30年前のクリスマスイブの夜、大胆不敵な窃盗団によって奪われてしまう。
フィクション映画みたいな本当の話。
何世紀もの時を越えて人を魅了する圧倒的な存在感を放つ秘宝とは?
ロマンだわ!探求心をくすぐるわ!
現在はきちんと博物館に厳重に保管されている秘宝がコチラ。
写真:wikipedia
・・・やだ、なにアンタ。気持ち悪い。
マヤ人の美的センスを疑いつつ探検を続けよう。
今まで見たピラミッド形態とは一味違う。
生活感が残る宮殿。天体観測にも大活躍したとか。
壁には彫刻もたくさん。
宮殿からの眺め。
おみやげ屋さん。
牛革で作られたマヤカレンダー。
置物バージョンもあるよ。
現代のスケジュール管理には100%役に立たないけど、ちょっと欲しくなった。
「私の誕生日、マヤ暦で言うと12バクトゥン,18カトゥン, 14トゥン,5ウィナル, 17キンなんだよね!」
こんな奴いたら殴りたい・・・
一番見晴らしのいい十字の神殿から眺める遺跡群。
少年もたそがれている。
マヤ人、密林好きだなぁ。
遺跡エリアから離れ、マヤ人の期待に応えるべく密林の中へ。
順路っぽいキチンとした道が造られているので迷子にはならない。
水の音に誘われて奥まで来ちゃった。
苔の緑がとってもみずみずしい。
だーれもいない。
ずっと前に進んで下って行くとちゃんと出口があった。
しかもすぐにバス乗り場。
ティカル遺跡ほどの規模や冒険感はないけれど、心躍るミステリーが秘められていた場所だった!
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