〈2014.09.01 インド・ジョードプル〉
あの・・・通してもらえますか?ほら、お兄さんも困ってるよ。
迷子になって行けなかったメヘラーンガル砦。こんなに分かりやすくそびえているのに。
リベンジ!
宿にて念入りに行き方を聞いたのでバッチリ。しかも、前方には欧米系女子2人組とアジア人男子3人組がいるじゃないか。これで安心、コソコソ付いて行こう♪
・・・人任せは良くないね。みんな迷ってた。
仕方がない、現地の人に聞いてみる。お店の人に聞くと、「これ買ってけ!」「ここで食べてけ!」って流れになって時間がかかった。でも、みんな良い人。
間違いなく近づいています。そして大きなゲートをくぐればチケット売り場です。
入場料400R(680円)+カメラ持込料100R(170円)。日本語オーディオガイド付きです。オーディオガイドに対する人質として、すごく嫌だけどパスポートを預けます。
チケットを手に入れた!その先にはまた坂道。ドンドン上り進めていくとゲートが見えてきます。着いた!と思いきや、あれ?まだ先がある。あれ?さらに進んでゲートをくぐります。あれれ?まだ着かない。
そして、最後の門をくぐるには、右向け右!90度回転。
この構造は敵の象さんが突進して入って来れないようにするためだって。象の突進とか本気で怖すぎる。
門をくぐってすぐ目に入ってくる手形。マハラジャが死んだときに共に灰になったお妃様たちのもの。
建物の中にはたくさんのマハラジャグッズが展示されています。
むかーし、むかし、女性は他人に姿を決して見せませんでした。マハラジャの王女様のような高貴なお方ならなおさら。
しかし、事件はイギリスで起こりました。王女様がマハラジャと共にイギリスに渡った時のことです。敵は、そう、パパラッチです。彼らの狙いはその姿。インド国民でさえも見たことがないその高貴な姿を撮らないわけにはいかないとパパラッチ魂が震えたんでしょう。だが、隙がありません。服で全身を覆い、移動も籠。徹底しています。
ところが、パパラッチは籠から降りたその一瞬にチラリと見えた足首を写真に収めたのです!よくやった、パパラッチ!
しかし、パパラッチ許すまじ!と憤慨したマハラジャはその写真が載った新聞を買い占めました。やることゴージャス!そういう訳で王女様の足首ですら世の人々は結局見れず仕舞いだったとさ。
ちょっとマヌケ顔。
クリスマスの飾りつけみたい。だから、落ち着かないって。
賛否両論あるけど私はブルーと言い切っていいと思う。この感じすごく好き!
城壁もすごい。なんだかドラクエの世界みたい!詳しくないけど!
マハラジャの手下「ワンダラー、ワンダラー」
▶ワンダラーあげる
▶ワンダラーがどうしたのか聞いてみる
▶聞こえないふりしてスマイルする
▶攻撃する
▶ワンダラーがどうしたのか聞いてみた!・・・手でシッシッってやられた。気分が萎えた。HPが下がった。
窓は透かし模様になっています。隙間から外を見ることができますが、外から中の様子を見ることはできません。つまり、姿を晒すことのできない女性でも外の景色を見ることが出来る構造なんです。
ゴツゴツした暑苦しい要塞かと思いきや、内部は繊細かつ華やかなお城でした。
お気に入りの場所になりました。
オーディオガイドと引き換えにパスポートを受け取ります。なのに、私のパスポートが受付からまだ届いてないという意味不明な状態。そこで、返却担当スタッフの兄ちゃんが「まぁチャイでも飲んでな!」って言うもんだから、おしゃべりして待ってた。
たわいもない話→旅行の話→兄ちゃんの職歴→インドの観光地→カージュラホー寺院→カーマスートラ→兄ちゃんの恋愛話→下ネタ
・・・やっぱりそうなるか!!
ここはドラクエの世界ではなくインドなんだなぁ。と余韻に浸る暇もなく現実に引き戻されました。
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