アーグラーまでの意外な楽しいイベント

〈2014.09.06 インド・ジャイプル→アーグラ〉

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出会いがあれば、別れがある。それが旅。

トニーともお別れです。こんな信用できるインド人は国宝級です。たくさんの思い出ができました。
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ばいばい。

悪い噂しか聞かないし、別に用事もないのでインドの首都であるデリーを華麗にスキップ。

向かうはアーグラ。バスで向かうのでトニーの宿から徒歩5分ほどのバスターミナルへ。

この5分ほどの距離で何台のリキシャに絡まれたことだろう・・・お願い!通らせて!

リキシャ達に体力を奪われ着いたターミナル。

アーグラ行のバスを探すんだけど、「あっちだ!」「いや、あっちだ!」との定番のたらい回し。
最終的にメインの区画内ではない別の土地じゃないかと疑われる場所にアーグラ行のチケット売り場を発見。アーグラってこんな扱いなの?

9時発でバスがあると聞いて来ているわけだが、次のバスは11:30・・・えーっと、2時間半待ち?

「もっと早いのないの?」とワーワーダダこねてみるも玉砕。トニーとも盛大なお別れをしてきたので戻るのもバツが悪い。

・・・待つか。

・・・

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ヒマ。

すると、一台の発車し出したバスから兄ちゃんが「アーグラー!アーグラー!」と叫んでいるではないか!

バスの等級とか気にしてらんねぇぜ!
飛び乗り成功!230R(391円)なり。1時間も時間短縮できた♪

座席は今まで乗ったバスと比べると極限の狭さだけど、いたしかたがない。ランチ休憩に寄った食堂、サモサ買って、トイレも借りたんだけど・・・

トイレ、ドア無い。
ってか、そもそも便器がない。傾斜がかったタイルの上に直接するタイプ。

前向くか・・・?後ろ向くか・・・?究極の選択。

渾身の殺戮オーラを放出した。「誰も来るんじゃねぇーぞ、このやろー」

こうして無事に私のプリケツは人の視線を免れた。

そんな楽しいイベントを経て、5時間半、アーグラに到着。もちろん、降ろされるのはよく分からん道端。そこに群がるリキシャたち。戦いが始まる。

「ヘイ!リキシャ!100R!」
「うーん。20Rで、20R!」
「そんなムチャな。遠いんだぞ。」

「ヘイ!俺は70Rで行くぜ!」「俺は50Rだ!」「じゃぁ俺は40R!」

聞いてもいないのに勝手に逆オークション開催中。なんだ君たち、楽しそうじゃないか!

その流れに立ち上がったのが最初のオヤジ。

「30Rだ!30Rで俺が行ってやる!!」

よく言った、オヤジ!男らしいぞ!!
意気揚々と乗り込み、かの有名なタージマハル付近の宿街に向かってもらう。

なかなか着かない。

うーん、まだかな。

・・・

「まだ?」
「だから遠いって言っただろう?」

本当に遠かった。ごめんね、おっちゃん。

・・・の気持ちこめての40R(68円)支払い。

ま、いろいろあったけど無事に着いた。

適当に宿を探してのシングルのトイレシャワー付2泊で500R(850円)にしてもらう。モメにモメて宿側が折れた価格。

しかし、まさかの停電中。扇風機動かず、恐るべき暑さ・・・死ぬかも・・・

基本的にどこの宿も屋上レストランがあります。
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あ、タージマハル見えちゃった。

アーグラにも賑やかな市場があります。

サイクルリキシャが「マーケットを案内してやる!100R(170円)だ!」って親切にも声をかけてくれるんだけど、リキシャなんかが通れるスペースなんて到底無いほどの店がいっぱいの路地。

食べ物、日用品、なんでもあります。無いのはどこにでもいるはずの観光客。

あれ?場違いですか?

観光客はあまり来ないようで、建物から子供たちが身を乗り出して精一杯の大声で話しかけて手を振ってきます。

なんて可愛いんでしょう。人気者になった気分に浸れるので居心地がいいです。

ま、調子乗ってるとガチで迷子になっちゃってんですけどね。

方向感覚取り戻したくて、あたかも私は迷子じゃなくてタージマハルの夕焼けが観たい旅慣れた健全な観光客だよアピールで、「タージマハルどこ?」って10m置きに聞いて回る。

うーん・・・迷子だな、完全に。

豪快にさまよって、ようやく宿に戻って来れた。

すると、その宿でスリランカで出会った浜崎夫婦と再会!「インドで会うかなぁ?」って言ってたけど、予定も合わせずの偶然でした。

嬉しくって、話に花が咲く!!

出てくる、出てくるわ、インドの悪口!!

翌日一緒に憧れのタージマハルへ!

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